2020/11/13_「おぐセンター」を見学する

田端駅で集合して、待ちに待った「おぐセンター」の見学に向かう。駅からしばらく歩くと小台銀座という昔ながらの商店街に入り、趣のあるお店の数々にいちいちテンションが上がる。そして、商店街の真ん中くらいで、Y字路に沿った不思議な形の建物が目に入ってきた。どうやらこれが、おぐセンターのようだ。

▲ 商店街中央の視界が開けたところにある「おぐセンター」は、シンボリックな佇まいで目立っていた。

おぐセンターの1階には定食屋と串カツ屋が入っていて、近くにも肉屋や天ぷら屋など個人経営の飲食店が並ぶ。車通りの少ない前面の道路は、平日昼間から通行人が多く、いくつかのお店でお客さんと店員さんが話しているのが目に入る。東京の都心部で一人暮らしをしていると近所の人と話すことが少ないので、羨ましいなと思った。

▲ おぐセンター1階の定食屋と串カツ屋。

早速、2階の4.5畳の部屋を見学させてもらう。まだ改修工事前で木材や道具が置いてあったけれど、思ったより広く感じた。ここでお店をやるなら、ここがカウンターで、ここが本棚で、と想像してみる。そして、窓を開けると、商店街の道がよく見え、窓を介して街と直接つながっているように感じた。4.5畳の落ち着く部屋と外の街がつながっている不思議な景色が面白い。

▲ ここでお店をやるとしたら、どこに何を置くかと妄想を膨らませる。

最後に、1階の定食屋で今後のことについて話し合った。少し前まではオンラインでお店を始めて様子を見ようという話をしていたけれど、見学させてもらった4.5畳の部屋が思っていた以上にステキな物件だったので、ここでお店を始めようということになった。4.5畳の部屋はお店を始める規模感としてもちょうど良いし、何より周辺の商店街の雰囲気に惹かれた。この場所でお店をやっている自分たちの姿をありありとイメージできたので、この直感を信じようと思った。

▲ 1階の定食屋でくつろぐ。メンバーの寮の後輩も参加してくれた。

この物件を紹介してくれた友人曰く、「他にも入居希望者がいるので一度面談をしてから決めます」とのこと。ここでお店を開くために、至急お店のコンセプトを詰めようということになった。

(text : えじり)