Memory

私の祖父母の家は、様々な物で溢れている。

祖父が使ってたであろう農具。
母が子供の頃に貼ったステッカー。
私が小さい頃に遊んだおもちゃ。
子供たちの身長が書かれた柱。

ここで育ってきた沢山の人の記憶に囲まれたこの家には、言葉にできない心地よさがある。

個人個人の何気ない記憶の蓄積が、身の回りの空間を彩っている。

「記憶屋さん」では、そうした個人個人の何気ない記憶を商品として販売します。

これは、空間や物質と、人々の記憶をめぐる関係を模索するプロジェクトです。