アラマホシ書房は、選ぶこと・貸すこと・つくることを軸に、本を介したささやかな関係性を楽しむプロジェクト。ディレクター/エディターのえじり、ブックデザイナーのこたぎり、ブックディレクターのナカムラソラという、いろんな角度から本が好きな3人によって構成される。
▶︎ Website : アラマホシ書房
▶︎ Instagram : @aramahoshi_books
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1. 貸本 Book Direction
a)「アラマホシ商店」内の本棚
アットホームな店内で気になる本をじっくり読むことができる。メンバーがいるときには、リクエストに応じて選書してもらえる。
b)「おぐセンター」食堂内の本棚
おぐセンターの店主・森下さんとアラマホシ書房のオススメの本が並ぶ。近所のお店や図書館などのチラシも多く、地域の情報が集まる拠点のようになっている。
c) 鳥取県西郷地区の古民家「麗山望」の本棚
古民家改修プロジェクトに際して「何を目的に、何を夢見て、何を厭うのか」という認識を共有するための本棚。「ローカル」「分解」「境界線」など多様なテーマの本が並ぶ。
d) インタビューに基づく選書「アラマホシ文庫」
ご近所さんへインタビューを行い、コミュニケーション手段の一つとして本を選ぶ。
e)「本による往復書簡」
手紙と一緒に本を贈り、相手の返信に応答して次の手紙と新しい本を贈る。本に紐づく往復書簡が双方的な関係性をつくり、あなただけの一冊が届きます。
2. 出版 Publishing
a) 雑誌『おのおの』
「対話する個人のための雑誌」をテーマに、物質感のある雑誌をつくっている。
* 2022年3月末に発行予定(鋭意制作中)
b)「月刊アラマホシ」
毎月発行される「アラマホシ商店」のチラシのデザイン・編集を担当。西尾久・小台銀座商店街のいくつかのお店で手に入る。
3. イベント Event
a)「出張アラマホシ書房」
大量の本を持参して「仮設の貸本屋」を立ち上げて、本に関するトークやワークショップを行う。これまで、コワーキングスペース「Impact Hub Kyoto」で3回ほど本に関するイベントを開催した。
b) 読書会「孤独じゃない読書」
「本を読むことは孤独な作業だけれど、読んだ先にはそれを共有する相手がいる」をテーマに、一冊の本を出発点にして脱線しながらあれこれ喋る読書会。当面の間は、数ヶ月に1回のペースで医学書院「ケアをひらく」シリーズを読んでいきます。
c) 「アワーライブラリー」
東京芸術祭2021 プログラム『つながる!ガリ版印刷発信基地』の一環として行われ、本を選んで誰かにすすめる手紙を参加者に書いてもらい、1ヶ月の会期を通して集まった170通の手紙を一冊の本にまとめた。
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Concept
1. “コミュニケーション” としてのお店
− 本が好きという共通点で集まった私たちが、本を介してコミュニケーションを重ねる場となります。
− また、選書や雑誌制作というコミュニケーションの仕方で、周りの人たちと関わります。
2. “セーフティーネット” としてのお店
− 文化芸術に関わる仕事をする私たちが、不安定な時に金銭的な安定を得ることを目指します。
− また、大規模市場や公共施設で扱いにくい少部数の本を取り揃え、「少数派であること」に寄り添います。
3. “コモンズ” としてのお店
− 異なる意見や関心を持つ私たちは、各々の本を持ち寄り、思考・創作の場所を共有します。
− また、私たちの共有知/共有地は、お店に訪れる全ての人に開かれ、次の思考・創作につながります。
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Member
えじり
ディレクター/エディター。
アラマホシ商店では企画や運営などを行う。
アキチテクチャを共同主宰。
▶︎ Twitter : @ejrejrejrejrejr
こたぎり
ブックデザイナー。
そのほかシルクスクリーンや編集なども行う。
黄色が好き。
▶︎ Twitter : @kotagirisu
▶︎ Instagram : @cotacotacotako
ナカムラソラ
ブックディレクター。
書店員をへて、選書、編集、ライティングなどを行う。
▶︎ Instagram : @sor_n_k_mur_
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Contact
aramahoshi.books[a]gmail.com([a]→@)